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  2. 本堂改修工事の流れ

小屋組の造替えといった改修工事は社寺建築専門会社の本懐です。日頃より目にする外観だけではなく、建物全体に関わる内部構造部分の調査を行い報告書を作成し、御堂を後世に残す最善の方法をご提案いたします。調査により修繕や改修工事では安全性の確保が難しいと判断した場合、建替えをお勧めすることもございます。

長年の風雪に耐え、歴史を紡いできた御堂はまさに先人の偉業です。改修工事により改めるべきものは改め、残すべきものを残すことが我々の責務と考えております。解体して初めて明らかになる不具合箇所もあり、常に現場判断を求められますが、改修工事に精通した現場担当者や宮大工棟梁が妥協せず臨機応変に対応してまいります。

古い御堂の多くは石場建てで貫構造といった日本古来の伝統工法で建築されております。当社では建物の堅牢性を高めるために、改修工事であっても新築工事と同等の耐力壁の計画、施工をお勧めいたします。化粧材に関しては新旧部材が馴染むように古色塗りを行い、調和を図ることが肝要です。

改修工事では仏具の修復や新調を行うことも多く、威厳や格式に応じた荘厳工事により御堂に新たな息吹がもたらされます。工事内容が多岐に渡りますので、工期や工費の圧縮、なによりお施主様との信頼関係が大切です。弊社は経験と実績に基づいた設計施工を強みとして、いかなる御用命にも応えてまいります。

上記は「真言宗大覚寺派 龍泉寺」様の本堂改修工事です。

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