浄土真宗本願寺派 光林寺
本堂改修工事と2度目の納骨堂建立
本堂改修工事と2度目の納骨堂建立
前住職 佐々木 誠也 様 , ご住職 佐々木 康邦 様
<浄土真宗本願寺派> 鷲羽山 光林寺 第二納骨堂新築工事
熊本県八代市 令和七年竣工
正面8間・側面5間
木造耐火建築物仕様 切妻造瓦葺屋根
鷲羽山光林寺は、天正四年(一五七六年)、安土桃山時代に創建されました。西南戦争により罹災して本堂は焼失しましたが、一年後にはその本堂が再建されるような、ご門徒の信仰が厚い土地柄です。
飛鳥社寺とは、平成25年に本堂改修、翌26年に納骨堂新築の工事を依頼してからのご縁です。
本堂改修工事においては新築したかと見紛う本堂となり、納骨堂においては伝統的な社寺建築様式を纏った立派な納骨堂を設計施工していただきました。
納骨堂は10年を待たずして満壇となり、早急に第二納骨堂を計画することになりましたが、境内地には新しく建築計画を行う余地がなく、本堂裏の空地を購入して計画することになりました。
空地は元々農地であったため、農地転用申請と納骨堂経営許可申請を同時並行で進める必要があり、飛鳥社寺の助言や協力なくしては、その複雑な申請手続きを遂行することは難しかったかもしれません。
第二納骨堂の設計に際して2つお願いをしました。外観は伝統的な社寺建築様式に捉われず、屋根はむくり屋根にしてほしいこと、身体が不自由な方や車椅子でお参りに来られた方に対してバリアフリーな計画としてほしいこと、これら以外は飛鳥社寺へお任せすることとしました。
竣工した第二納骨堂は、10年前に計画した納骨堂とは違って伝統的な社寺建築様式ではなく、それでいてお寺の建物であることは一目瞭然です。
外観は要望通りのむくり屋根、バリアフリーの長い車椅子用スロープを経て、玄関ホール正面に御内仏、隣室にアルミ製の納骨壇が並ぶ動線計画、間接照明を主とした照明計画、そして天井は銀紙貼りという、どれにしても既存納骨堂とはまったく異なった素晴らしい建物となりました。
先に納骨堂加入していただいているご門徒方からは、想像していた以上に立派な納骨堂なので嬉しいと、見学に来られたご門徒方からは、とても綺麗な建物なので早速加入したいと、それぞれに有難いお言葉を頂戴しています。
本堂とふたつの納骨堂は、誰が見ても素晴らしいものになり、次の世代へ安心して渡せます。前住職時代の本堂改修計画から今日まで15年以上に渡り境内伽藍を整備していただいた飛鳥社寺には本当にお世話になりました。
拙寺はご門徒の皆様と手を取り合ってきた長い伝統があります。これまで通りご門徒を中心として、大事にお念仏との縁を結びたい。いつまでもご門徒の皆様に寄り添うお寺でありたいと思います。

